SSブログ

火打山~妙高山(2日目) [登山]

快適な黒沢池ヒュッテの一夜は熟睡できて昨日の疲れも取れました。

2日目の今日は妙高山に登って、燕温泉に下る6時間ルートで気も楽です。

すっかり晴れてくれた妙高山山頂です。

IMG_0234.JPG
黒沢池ヒュッテの食事は不評だという事を聞いていたので、今回は食料持参できました。

朝食時間前の5時20分にはヒュッテを出ました。

小屋前から大倉乗越目指して緩く登って行きます。今日は天気の崩れは心配ないようです。

20分ほどで妙高山の外輪山の大倉乗越に着きました。

P7311608.JPG
大倉乗越からは急坂を下って行き、草地の急斜面をトラバース気味に進みます。
やがて雪渓に出ました。黒沢池ヒュッテでは飲料水が500mlが500円もするので、ここで飲料水確保です。雪渓の下部で冷たい雪解け水を1.5リットル確保しました。
設計のすぐ先が長助池分岐です。妙高山と長助池経由で燕温泉に直接下る道の分岐です。
ここでアルファ米の朝食を摂りました。
P7311609.JPG
いよいよ妙高山頂への400mの直登です。1時間半を覚悟して登って行きますが、岩ゴロの登山道は足場がしっかりしていて結構登りやすく感じました。
IMG_0229.JPG
20分で100mの高度を稼ぐことにして、お二人よりは遅れがちですが自分のペースを守りながら高度を上げて行きます。
思い通り長助池分岐から1時間20分で妙高山山頂に登り着きました。
山頂直下の岩窟にある祠です。
P7311610.JPG
そして妙高山山頂です。
myoko17-2.jpg
私は3回目、Sさんは2回目、ほろしり氏には初めての妙高山です。
雨飾山・高妻山そして火打山と、ほろしりさんと同じ行動パターンで登ってきたと云う、四国からの登山者に写真を撮ってもらいました。
IMG_0234.JPG
山頂から見る妙高山最高点(南峰)方面です。
myoko17-4.jpg
山頂に登り着くのを待つかのように霧が晴れて火打山・焼山・金山など信越国境の山々の展望が開けていました。遠来のお二人には良いプレゼントになったようで、同行した私もとても嬉しかったです。四国からの登山者も「四国には無い雄大な景色だ」と満足げでした。
北アルプスや目の前に聳えているはずの高妻山や黒姫山が霧の中であったのは残念でした。
myoko17-3.jpg
一等三角点の北峰で大休止の後、燕温泉への下山道に入りました。山頂の一角南峰が妙高山の最高点です。
P7311611.JPG
最高点の岩場からは鎖場が連続していましたがそれほど長い距離ではありません。
やがて樹林帯に入り緩く下って行くと、地元妙高高原中学の学校登山隊が登ってきました。
男女40名ずつの団体登山で道を譲りました。燕温泉からの日帰り登山だそうです。生徒より引率の先生の方が疲れ気味でした。
更に下ると高校生の団体が登って来て、こちらは「今日は黒沢池ヒュッテ泊で明日は火打山だ」と元気いっぱいです。高校生ともなるとさらに先生が遅れがちになりますね。「先生ガンバレ!」と喝入れました。
八合目の風穴で給水タイムです。
P7311613.JPG
山頂から燕温泉まで標高差1200mを一気に下って行きますが、途中は岩ゴロ泥濘もあってそれほど快適トレイルとはいきません。湿地帯の光善池を過ぎ六合目には赤倉温泉に下る道が分岐していました。
更に急登の悪路を下って雪渓の残る北地獄谷に出て沢沿いを下って行きます。草地の急斜面をトラバースして下りきった所に豪快に水飛沫を上げる「称明の滝」がありました。少し下ると下段に「光明の滝」が見えました。「日本の滝百選」に選ばれている「惣滝」も近くにあります。
P7311615.JPG
滝を見る場所からは古い石段の脇にコンクリート舗装の遊歩道が下っていました。滝見物用に整備された道でしょうか。遊歩道を下ると「赤倉温泉源湯」の石碑が建つ施設がありました。
P7311616.JPG
泥で汚れた登山靴を洗い、岩から染み出す清水でのどを潤しました。今朝此処から妙高山に登って行った中学生を見送った先生が、下って来るのを待っていました。
遊歩道は更に地獄谷を見下ろしながら絶壁の続く山腹をトラバース気味に下って行き、燕温泉の上部に延びる林道終点まで続いていました。ここが妙高山燕温泉登山道入口です。
IMG_0271.JPG
舗装された林道を1キロほど下って燕温泉に着きました。
妙高山山頂から標高差1200m3時間の下りでした。
myoko17-5.jpg
登山ポストの前の店でアイスクリームでのどを潤し、暫し休憩の後、昨日車をデポしておいた駐車場所に下りました。これにて北海道の山友との火打山・妙高山登山は無事下山できました。
いつも北海道ではいろいろな方にお世話になっているので、少しでも北海道の岳人のお世話ができたことがとてもうれしく思ったものです。久しぶりに一緒に歩いたSさんともすっかり打ち解けることができ、来年予定の北海道山行での再会が楽しみになったというものです。そしてまた北アルプスへの遠征山行のお手伝いが出来たらと思っています。
車に乗って笹ヶ峰に走って私の車を回収の後、信濃町に下りました。
信濃町の御蕎麦屋でソバを食べてお別れしました。
「行動時間」
黒沢池5:20~大倉乗越5:40~長助池分岐6:30~妙高山7:50/8:40~六合目~惣滝下10:50~赤倉温泉源湯~登山道入口11:25~燕温泉11:40

nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 2

ほろしり

今回はすっかりお世話になってしまいました
有難うございました

天気には恵まれない遠征でしたが
それでも予定通りに登れてたので良かったです
帰ってからすぐ孫の所へいって少し腰を痛めてしまいましたが
今日はだいぶ良くなって来ました

佐々木さんは元気だわ
昨日から大雪に行ったと思いますよ


by ほろしり (2017-08-06 20:51) 

kamoshika-nagai

ほろしりさん
信越国境山行お疲れさんでした。
思ううような天気でなかったのが残念でしたね。
その中で4日間お付き合いで来たので私としてはとても良かったです。
これに懲りずまた来年信州山行計画してください。
ハードな山でなければ途中キャンプなどしながらご案内したいと思っています。
佐々木さんもとても素敵な方ですね。すっかりファンになってしまいました。
by kamoshika-nagai (2017-08-07 08:22) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント