野反湖~大高山 [登山]
標高2000m超峰、今回は野反湖から赤石山に延びる尾根の大高山(2079m)です。
日本二百名山白砂山に登ったのは2002年の残雪季でしたので、15年ぶりの野反湖畔ですが、ほとんど記憶からは消えていて、標高1500mに位置する大きなダム湖の野反湖に新鮮な感動を覚えました。
休養施設の整った野反湖キャンプ場から三壁山~カモシカ平分岐~カモシカ平~大高山と縦走し、カモシカ平分岐の戻って高沢山~エビ山から野反湖キャンプ場と周回してきました。
前日夕方野反湖畔に着いて、野反ダムの堤頂道路の先にあるキャンプ場の駐車場でビールとお酒2合を飲むと一気の爆睡状態に陥行ったのであります。
夜明け前に雨が降り出して車の屋根を叩き、気を揉みながら夜明けを待ちました。
5時には出発しようと思い様子見していたが、雨が弱くなったので雨合羽を着て、雨傘差して5時45分三壁山登山口に入った。樹林帯に入ると雨も気にならないほど弱まってきて天候の回復が期待できそうです。
緩く登って稜線に達すると最初のピーク三壁山です。
登山口から高度差400m既に標高2000m近い尾根です。
三壁山山頂をカメラに収めた後は休む間もなく稜線を高沢山に向かいました。1.2キロ先の高沢山直下のカモシカ平分岐には30分ほどで着きました。
分岐から樹林帯を下ると笹原に出て「カモシカ平です」。ニッコウキスゲが咲くという案内がありましたが、霧の中にまだ見当たりませんでした。
カモシカ平からしばらく腰丈の笹藪の被さる煩い道が続いています。
笹原を抜けると樹林帯に入り1967mピークの標識を見てさらに進むと大高山山頂に着きました。
登山口からは3時間半・カモシカ分岐からは2時間ほどの行程です。
雨は上がっていましたが霧で周囲の展望は有りません。1週間前に来たダン沢ノ頭まではわずかな場所ではあります。
合羽を脱いで軽食とりながら暫し休憩です。
25分ほど滞頂の後往路を戻ります。1週間前は膝痛腰痛が出て足が前に進まなかったですが、今回は痛めている右足にも力が入り軽快に下ることができました。
笹原のカモシカ平から分岐に登りかえして、高沢山には行きに2時間近くかかったのに、帰りは1時間少々で戻ってきました。
高沢山山頂で一息入れてエビ山経由で下ることにしました。エビ山までの登山道は少し荒れていましたが高度差200m快適に下ります。
笹藪が切り開かれたエビ山山頂には12時前に着きました。
三壁山・大高山・高沢山と2000m前後の山を踏んできましたが、野反湖の北側の山の内、ぐんま百名山には標高1744mの一番低いエビ山が指名されていました。「易しく登れて優しい山が、ぐんま百名山の選定基準なのかもしれない」と思ったものです。
雨降る中の強行登山を覚悟して登った野反湖北側の山々ですがエビ山を下るころにはすっかり上がり、日も差すようになりました。エビ山からは遊歩道のように整備されたトレイルを眼下の野反湖を見ながらゆっくりと下りました。対岸に見えるであろう白砂山や八間山が見えなかったのが残念です。
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